書籍案内

『長友先生、国保って何ですか』

自治体研究社 2013年8月15日発行 定価:本体1,500円+税
長友薫輝・正木満之・神田敏史 著

国保を知ることは国・都道府県・市町村の役割やあり方を考えるきっかけになるはず ― 馴染みがうすくわかりづらい国民健康保険制度のしくみ、運用実態、制度の直面する課題と改革の方向性をわかりやすく解説。
「国保って国が運営しているの?」「保険料はどうやってきめている?」等、Q&A方式で制度に対する素朴な疑問にも答えつつ、制度を守り改善させていくためのヒントも提示する。

第1章 国民健康保険のしくみ

1.国保の基本 2. 保が貧困を拡大する 3. 社会保障としての国保 4. 国保の歴史からわかること 5. 自治体が国保を運営している 6. 求められる政策的対応

第2章 地域実態がわかる国保データをつくろう

1. 市町村国保のすがた 2. 国保データから地域の実態を把握する 3. 国保料の負担軽減を実現するために

第3章 国保って何? 質問と回答

1. 運営主体論 ―国保って国が運営しているの?― 2. 財政編 ―国保って保険料で運営されているの?- 3. 資格編 ―国保は自営業者の保険?- 4.保険料編 ―保険料はどうやって決めている?- 5.国保に入っても、窓口負担が払えないとだめなの?

『市町村から国保は消えない  都道府県単位化とは何か』

自治体研究社 2015年4月20日発行 定価:本体926円+税
長友薫輝・神田敏史 著

2018年度から都道府県単位化されることとなった国民健康保険制度。
本書は「国保の都道府県単位化とは何か」「国保が市町村から消えるのでは」といった疑問に答えるとともに、長年国保運営に苦労を重ねてきた市町村の“期待”とは裏腹に今以上の大きな負担を強いる新たな仕組み、国の医療費抑制を目的とした新たな政策手法の一つとしての国保の都道県単位化のねらいを明らかにしている。

第1章 社会保障制度改革のなかの国保

1.国保とは 2.医療費抑制策 3.医療は社会保障 4.社会保障制度改革と国保 5.医療保障をどうつくるか

第2章 国保の「都道府県単位化」とは何か

1.都道府県単位化のねらい 2.都道府県単位化への議論の経過 3.プログラム法における都道府県単位化と国と地方の協議 4.国保の都道府県単位化は2018年度から 5.加入者から見て国保運営の主体は引き続き市町村に  6.国保財政の構造問題はどこまで解決されたか 7.国保の都道府県単位化をどう考えるか

『安倍医療改革と皆保険体制の解体  成長戦略が医療保障を掘り崩す』

大月書店 2015年3月20日発行 定価:本体1,800円+税
岡崎祐司・中村暁・横山壽一・福祉国家研究会 編著

医療介護総合確保推進法(2014年成立)をはじめとする安倍医療改革の内容をさまざまな視点から整理し、そこから生じる多くの問題点を取り上げる研究を集大成した論文集。
重大な問題点を抱えながらも集団的自衛権の議論に隠れ、国民にほとんど理解されていない安倍医療改革の中身について詳細に整理する。
医療関係者、福祉関係者にとどまらず、将来の負担増を案じるすべての人へ。

はしがき  後藤道夫
第1章 皆保険体制の解体と国保の都道府県化  中村 暁
第2章 新段階の医療費抑制策と提供体制の改変  岡﨑祐司
第3章 成長戦略と医療の営利産業化  横山壽一


『医師・看護師不足の現状と労働環境 ― 統計分析から見えてくること』

ブイツーソリューション 2015年1月30日発行 定価:本体800円+税
佐藤 英仁 著

近年来、深刻な状況を呈している医師不足。医師不足から閉鎖に追い込まれる病院や統廃合される医療機関などが少なくない。看護師もまた同様に不足している。
本書は、全国医師ユニオン「勤務医労働実態調査2012」および日本医労連「2010年度看護職員労働実態調査」をもとに、医療従事者(医師、看護師)不足の現状についてOECDデータを用いて確認。さらに、医師、看護師の労働環境や離職意識を高める要因に注目し、統計的手法を用いて分析する。

第1章 OECD Health Data 2012における医師数の比較―臨床医と新卒医師の絶対的不足の現状
第2章 OECD Health Data 2012における看護師数の比較―看護師と新卒看護師の絶対的不足の現状
第3章 医師の健康を害する要因
第4章 医師の離職意識を高める要因
第5章 看護師の健康を害する要因
第6章 看護師の離職意識を高める要因


皆保険を揺るがす「医療改革」-「自助」論やTPPがもたらすもの

新日本出版社 2013年6月30日発行 定価:本体2,500円(税別)
横山壽一 編・著 日本医療総合研究所 監修

昨年発足した安倍政権後の情勢を踏まえ、社会保障・税一体改革、産業競争力の強化と規制緩和、TPPによる市場開放など、今後本格化が予想される「医療改革」、震災と医療、原発被害の分析までが広範囲に論じられています。
国民医療研究所・医療動向研究部会の研究成果(2013年4月に研究所は公益財団法人 日本医療総合研究所へ移行)をまとめたもので、部会としては、『市場化の中の「医療改革」』(2005年)に次ぐ二冊目の出版となります。

第1章 社会保障改革をめぐる対抗 横山寿一
第2章 国民皆保険制度のゆくえ 寺尾正之、小薮幹夫
第3章 介護保険と医療制度 林 泰則
第4章 地域医療の実態と課題 長 純一
第5章 看護体制と医療提供体制の再編 佐藤英仁
第6章 TPPは医療に何をもたらすか 髙山一夫、色平哲郎
第7章 原発被害と医療 聞間 元
第8章 経済的理由による受診困難・受診抑制をなくすために 後藤道夫


『イレッサ薬害 判決で真実は明らかにされたのか』

片平洌彦(新潟医療福祉大学特任教授、国民の医薬シンポジウム実行委員会実行委員長)編
桐書房 2013年3月 定価:2,000円(税別)

「夢の薬」=“画期的な”抗がん剤としてアストラゼネカ社(本社 英国)が開発し、国の承認を得て販売したイレッサ(一般名=ゲフィチニブ)。他の抗がん剤よりも突出して多い副作用死(承認後半年間で180人もの人が死亡)はなぜ起きたのか?!
国と企業による被害者の全面救済を求めて、最高裁の信を問う。

第1章 イレッサ薬害被害者の訴え 清水英喜
第2章 イレッサ薬害はどのように起きたのか 片平洌彦
第3章 イレッサ訴訟で何が問われたのか 寺岡章雄
第4章 イレッサ添付文書に関する法的問題点 渡邉知行
第5章 学会を利用した薬害イレッサ訴訟の和解拒否 関口正人
第6章 抗がん剤副作用被害救済制度の創設に向けて 阿部哲二