第23回薬害根絶デーのお知らせ

第23回薬害根絶デー~断ち切ろう薬害の連鎖~ 薬害根絶の願いをオンラインでつなげよう!!
2022年8月24日(水)
・文部科学省交渉[午前]
・リレートーク 11:45~12:50
・薬害根絶の誓い 13:00~13:30
・厚生労働省交渉[午後]

・集会 14:30~16:30

会場:日比谷図書文化館大ホール+オンライン(ハイブリッド)
参加費無料

 

1999年8月24日、厚生省(当時)は薬害エイズを反省し薬害を繰り返さないことを誓いました。
しかし、今も適切な治療と救済を待つ被害者が大勢います。
『薬害根絶デー』は、薬害の根絶と迅速な救済を願い、被害者と市民が一つになって訴えていく日です。
今年の集会は、薬害肝炎の教訓で作られた「医薬品等行政評価・監視委員会」の活動と課題、
「HPVワクチン被害」について検討します。
薬害被害者の生の声を聞き、私たちの役割を考える企画に、あなたもご参加ください。

薬害根絶デー実行委員会

詳細は全国薬害被害者団体連絡協議会HP(http://hkr.o.oo7.jp/yakugai/)をご参照ください。

書籍出版のお知らせ 

『コロナ禍で見えた保健・医療・介護の今後 新自由主義をこえて』
新日本出版社 2022年4月10日発行 定価:本体2,400円+税
公益財団法人日本医療総合研究所 編
チラシ

本書は、研究・研修委員会のもとに設置された「医療・介護の再編と社会保障「改革」部会」による共同研究の成果である。研究所では、複数の研究部会を設けて調査研究等に取り組み、そのつど研究成果を社会へ還元してきたが、本部会は、当初から出版を目的に設置され、9名の部会メンバーが昨年4月から定期的に研究会を開催して議論を重ねてきた。
部会では、コロナ禍の拡大を目の当たりにしながら、現状分析にとどまらず被害を広げた保健・医療・福祉の脆弱な構造を浮き彫りにする検討を進めてきた。本書は、戦後の一貫した費用抑制政策とそれを最大限に活用した1990年代以降の新自由主義的改革こそ脆弱な構造をつくりだした根本的な要因であることを明らかにし、そのうえで、その新自由主義をどう乗り越えていくか、課題と方向性も提起している。
コロナ禍と社会保障を取り上げた本はすでにいくつか出版されているが、本書の特徴は、戦後の政策までたち戻って検討し、人権の視点から分析していること、保健・医療・福祉にとどまらず、外国人看護・看護「人材」、雇用・失業・生活保障、デジタル化まで幅広く取り上げ、全世代型社会保障改革への対抗として労働改革をも提起していることである。コロナ禍とポスト・コロナの社会保障政策を考える議論の契機になれば幸いである。構成と執筆者は、以下のとおりである。

序章 コロナ禍が浮き彫りにした医療・介護の問題と改革の課題(横山壽一)
第1章 医療提供体制の再編および公立・公的病院削減政策の破綻と再生(長友薫輝)
第2章 医療保険制度「改革」・国保改革の破綻と皆保険体制の再構築(松山洋・長友薫輝)
第3章 感染症対策の破綻と地域保健・公衆衛生の再生(波川京子)
第4章 健康・医療のビジネス化とデジタル戦略への対抗(寺尾正之)
第5章 介護保険・地域包括ケアの制度的破綻とケア保障の再構築 -市場化・営利化から公共性・公益性へ(曽我千春)
第6章 医療・介護「人材」政策の破綻と人権の担い手養成-非正規労働・外国人材への依存政策からの脱却- (佐藤英仁)
第7章 コロナ禍による貧困拡大と生活保障政策の構築(村田隆史)
第8章 「全世代型社会保障改革」への対抗と人権としての社会保障・労働改革(林泰則)
終章 新自由主義をこえる(横山壽一)

『国民医療』№353 2022年冬号

新自由主義からの転換 いのちと暮らしを守る確かな道を
生活保護裁判の現状と問題点
1981年以降の年金「改正」の変遷と変遷に通底するもの(前)
岸田政権の政策方針の検討と新自由主義改革の対抗構想をさぐる(下)

№353目次